中古Macをフリマサイトで高く売る秘訣

中古Macをフリマサイトに出品しようとする方は、出品前に以下の項目について確認し、その内容を説明文に記載しましょう。
購入者を安心させることができれば、高値落札につながります。
面倒とは思わず、売れた後のトラブル防止のためにもしっかり確認しましょう。

基本動作確認項目

  1. 本体のキズ、ヘコミの確認
  2. ディスプレイのキズの確認
  3. キーボードの全キーが入力できるか確認
  4. トラックパッドが正常に動作するか確認
  5. バッテリーの状態、充放電回数、完全充電時の容量の確認
  6. 左右のスピーカーの音出し確認
  7. 内蔵カメラと内蔵マイクの確認
  8. Wi-Fi接続の確認
  9. USBなどインターフェース端子の動作確認
  10. Apple IDからデバイス削除
  11. 初期化とOSの再インストール

商品説明に記載するテンプレートを用意しました。貼り付けて使用してください。

外観:目立ったキズはありません
ディスプレイ:きれいです
キーボード:全キー入力可能です
トラックパッド:正常
バッテリー状態:正常
バッテリー充放電回数:100回
完全充電時の容量:4321mAh
スピーカー:正常
内蔵マイク:正常
内蔵カメラ:正常
Wi-Fi接続:正常
USB:正常
その他端子:未確認
Apple IDからデバイス削除済み
OSはBig Sur 11.2を再インストール済み

動作確認方法と注意点

汚れ落としにアルコールは厳禁!

汚れがある場合、水などを湿らせた柔らかい布で磨きましょう。
ディスプレイにアルコール系の洗剤を使うのは厳禁です。コーティングが剥がれて、取れない汚れになってしまいます。

キーボードの動作確認方法

下記のような便利なサイトがあります。

(外部サイト)ちょっとしたキーボード故障チェック・テスト

バッテリー情報の確認方法

画面左上の”Appleメニュー”→”このMacについて”を選び、”システムレポート”を開きます。
ハードウェアの一番最後の項目にある”電源”をクリックすると、バッテリー情報が確認できます。

サウンド系の確認方法

“システム環境設定”の”サウンド”を開きます。
“サウンドエフェクト”タブを選択し、通知音の名前をダブルクリックすると、 内蔵スピーカーから通知音がなります。
“入力”タブを選択し、MacBookの前で声を出して入力レベルが変化すれば、内蔵マイクは機能しています。

内蔵カメラの確認方法

標準アプリであるPhoto Boothを起動すれば、内蔵カメラの映像を確認できます。

インターフェース端子の確認

Macのインターフェース端子は、機種やモデルによって異なります。接続する装置を別に用意しないといけないので、動作確認は面倒です。できるかぎり全ての機能を確認したいところですが、”以下は動作未確認です”と書いておけば、万が一の故障時にもトラブルを防げます。

  • Bluetooth
  • SuperDrive
  • HDMI
  • 有線LAN
  • SDカードスロット
  • Thunderbolt1/2端子
  • FireWire端子

Thunderbolt1/2端子は、mini DisplayPortの映像出力端子として使用できます。ケーブルをお持ちなら、外部モニタ接続で動作確認可能です。

Apple IDからデバイスを削除する

主に2018年以降に発売されたMacをお持ちの方は、必須の作業です。いわゆるアクティベーションロックの解除作業になります。解除しないと、購入者がMacを使用できない事態になってしまいますので、必ず以下の作業を行ってください。(macOS Catalina 10.15.7の操作を記載しています。OSのバージョンにより、操作は多少変わります。)

  1. 画面左上のAppleメニューから”システム環境設定”を選択。
  2. 右上の”Apple ID”をクリック。
  3. 左側のバー内にある”iCloud”をクリック。
  4. 右側のリストの下の方にある”Macを探す”の”オプション…”をクリック。
  5. Macを探すを”オフにする…”をクリックして、Apple IDのパスワードを入力。
  6. “完了”ボタンをクリック。 
  7. 左側のバー内にある”概要”をクリックして、”サインアウト…”をクリック。

2017年以前に発売されたMacはアクティベーションロック非対応ですが、売却すれば”Macを探す”機能は不要となりますので、必ず以下の作業を行ってください。(macOS High Sierra 10.13.6の操作を記載しています。OSのバージョンにより、操作は多少変わります。)

  1. 画面左上のAppleメニューから”システム環境設定”を選択。
  2. “iCloud”をクリック。
  3. “Macを探す”の左側にあるチェックを外す(Apple IDのパスワードが必要)。
  4. “サインアウト”ボタンをクリック。

Macを売却した後から作業をすることも可能です。 以下の手順を実行してください。

  1. iCloud.com にアクセスして、Apple IDでサインインする。
  2. 右上のApple IDに設定された名前をクリックして、”アカウント設定”を開く。
  3. マイデバイスから、削除したいMacをクリック。
  4. リストの右側にある×印ををクリック。

詳細は、Appleのサイトを確認してください。なお、iCloudから「Macを消去」を実行すると初期化処理が実行されます。アカウントからMac(デバイス)を削除すればOKです。

(外部サイト)Apple : Mac のアクティベーションロックについて
(外部サイト)Apple : Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと

初期化とOSの再インストール

macOS復旧(インターネットリカバリ)を使用することで簡単に実施できます。macOS復旧は、Macの電源を入れてすぐにcommandキーと”R”キーを同時に押したままにすることで起動できます。

(外部サイト)Apple : Intel 搭載モデルの Mac を消去する方法
(外部サイト)Apple : macOS を再インストールする方法

初期化する前にmacOS High Sierra 10.13.6以上にバージョンアップしておきましょう。古いOSのまま初期化すると、インターネットリカバリによるOSの再インストールに失敗する場合があります。こういった場合に備え、自分でOSインストール用のUSBメモリまたはSDカードを作っておくと安心です。

(外部サイト)Apple : macOS の起動可能なインストーラを作成する方法

もう一手間かけて詳細確認

ディスプレイのドット抜けチェック

ドット抜け(輝点)の有無は、デスクトップのバックグラウンドを黒単色にして、黒以外に見える異常画素がないかを確認します。

ドット抜け(黒点)の有無は、デスクトップのバックグラウンドを白単色にして、白以外に見える異常画素がないかを確認します。

ドット抜けがなければ、その旨を記載すると入札されやすくなるでしょう。

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