中古Macをフリマサイトに出品しようとする方は、出品前に以下の項目について確認し、その内容を説明文に記載しましょう。
購入者を安心させることができれば、高値落札につながります。
面倒とは思わず、売れた後のトラブル防止のためにもしっかり確認しましょう。
基本動作確認項目
- 本体のキズ、ヘコミの確認
- ディスプレイのキズの確認
- キーボードの全キーが入力できるか確認
- トラックパッドが正常に動作するか確認
- バッテリーの状態、充放電回数、完全充電時の容量の確認
- 左右のスピーカーの音出し確認
- 内蔵カメラと内蔵マイクの確認
- Wi-Fi接続の確認
- USBなどインターフェース端子の動作確認
- Apple IDからデバイス削除
- 初期化とOSの再インストール
商品説明に記載するテンプレートを用意しました。貼り付けて使用してください。
外観:目立ったキズはありません ディスプレイ:きれいです キーボード:全キー入力可能です トラックパッド:正常 バッテリー状態:正常 バッテリー充放電回数:100回 完全充電時の容量:4321mAh スピーカー:正常 内蔵マイク:正常 内蔵カメラ:正常 Wi-Fi接続:正常 USB:正常 その他端子:未確認 Apple IDからデバイス削除済み OSはBig Sur 11.2を再インストール済み
動作確認方法と注意点
汚れ落としにアルコールは厳禁!
汚れがある場合、水などを湿らせた柔らかい布で磨きましょう。
ディスプレイにアルコール系の洗剤を使うのは厳禁です。コーティングが剥がれて、取れない汚れになってしまいます。
キーボードの動作確認方法
下記のような便利なサイトがあります。
(外部サイト)ちょっとしたキーボード故障チェック・テスト
バッテリー情報の確認方法
画面左上の”Appleメニュー”→”このMacについて”を選び、”システムレポート”を開きます。
ハードウェアの一番最後の項目にある”電源”をクリックすると、バッテリー情報が確認できます。
サウンド系の確認方法
“システム環境設定”の”サウンド”を開きます。
“サウンドエフェクト”タブを選択し、通知音の名前をダブルクリックすると、 内蔵スピーカーから通知音がなります。
“入力”タブを選択し、MacBookの前で声を出して入力レベルが変化すれば、内蔵マイクは機能しています。
内蔵カメラの確認方法
標準アプリであるPhoto Boothを起動すれば、内蔵カメラの映像を確認できます。
インターフェース端子の確認
Macのインターフェース端子は、機種やモデルによって異なります。接続する装置を別に用意しないといけないので、動作確認は面倒です。できるかぎり全ての機能を確認したいところですが、”以下は動作未確認です”と書いておけば、万が一の故障時にもトラブルを防げます。
- Bluetooth
- SuperDrive
- HDMI
- 有線LAN
- SDカードスロット
- Thunderbolt1/2端子
- FireWire端子
Thunderbolt1/2端子は、mini DisplayPortの映像出力端子として使用できます。ケーブルをお持ちなら、外部モニタ接続で動作確認可能です。
Apple IDからデバイスを削除する
主に2018年以降に発売されたMacをお持ちの方は、必須の作業です。いわゆるアクティベーションロックの解除作業になります。解除しないと、購入者がMacを使用できない事態になってしまいますので、必ず以下の作業を行ってください。(macOS Catalina 10.15.7の操作を記載しています。OSのバージョンにより、操作は多少変わります。)
- 画面左上のAppleメニューから”システム環境設定”を選択。
- 右上の”Apple ID”をクリック。
- 左側のバー内にある”iCloud”をクリック。
- 右側のリストの下の方にある”Macを探す”の”オプション…”をクリック。
- Macを探すを”オフにする…”をクリックして、Apple IDのパスワードを入力。
- “完了”ボタンをクリック。
- 左側のバー内にある”概要”をクリックして、”サインアウト…”をクリック。
2017年以前に発売されたMacはアクティベーションロック非対応ですが、売却すれば”Macを探す”機能は不要となりますので、必ず以下の作業を行ってください。(macOS High Sierra 10.13.6の操作を記載しています。OSのバージョンにより、操作は多少変わります。)
- 画面左上のAppleメニューから”システム環境設定”を選択。
- “iCloud”をクリック。
- “Macを探す”の左側にあるチェックを外す(Apple IDのパスワードが必要)。
- “サインアウト”ボタンをクリック。
Macを売却した後から作業をすることも可能です。 以下の手順を実行してください。
- iCloud.com にアクセスして、Apple IDでサインインする。
- 右上のApple IDに設定された名前をクリックして、”アカウント設定”を開く。
- マイデバイスから、削除したいMacをクリック。
- リストの右側にある×印ををクリック。
詳細は、Appleのサイトを確認してください。なお、iCloudから「Macを消去」を実行すると初期化処理が実行されます。アカウントからMac(デバイス)を削除すればOKです。
(外部サイト)Apple : Mac のアクティベーションロックについて
(外部サイト)Apple : Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
初期化とOSの再インストール
macOS復旧(インターネットリカバリ)を使用することで簡単に実施できます。macOS復旧は、Macの電源を入れてすぐにcommandキーと”R”キーを同時に押したままにすることで起動できます。
(外部サイト)Apple : Intel 搭載モデルの Mac を消去する方法
(外部サイト)Apple : macOS を再インストールする方法
初期化する前にmacOS High Sierra 10.13.6以上にバージョンアップしておきましょう。古いOSのまま初期化すると、インターネットリカバリによるOSの再インストールに失敗する場合があります。こういった場合に備え、自分でOSインストール用のUSBメモリまたはSDカードを作っておくと安心です。
(外部サイト)Apple : macOS の起動可能なインストーラを作成する方法
もう一手間かけて詳細確認
ディスプレイのドット抜けチェック
ドット抜け(輝点)の有無は、デスクトップのバックグラウンドを黒単色にして、黒以外に見える異常画素がないかを確認します。
ドット抜け(黒点)の有無は、デスクトップのバックグラウンドを白単色にして、白以外に見える異常画素がないかを確認します。
ドット抜けがなければ、その旨を記載すると入札されやすくなるでしょう。
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