モデル別にMacBook Pro 13インチのメモリ増設方法を解説します。
Early 2011, Late 2011, Mid 2012
マザーボード上にメモリスロットを2基搭載しており、ユーザーがメモリをアップグレード(交換)することが可能です。
対応しているメモリは、以下のとおりです。
- DDR3 SO-DIMM 204pin Non-ECC 1600MHz (PC3-12800)(通常電圧1.5V)
- DDR3 SO-DIMM 204pin Non-ECC 1333MHz (PC3-10600)(通常電圧1.5V)
- DDR3L SO-DIMM 204pin Non-ECC 1600MHz (PC3-12800)(低電圧1.35V&通常電圧1.5V両対応)
- DDR3L SO-DIMM 204pin Non-ECC 1333MHz (PC3-10600)(低電圧1.35V&通常電圧1.5V両対応)
DDR3規格でノート用のSO-DIMMという小型タイプです。デスクトップ用の240pinタイプは使用できません。また、最新のDDR4メモリには対応しません。
メモリの動作速度は、1600MHzと1333MHzの2種類がありますが、どちらにも対応します。
メモリは通常電圧1.5Vで動作します。低電圧タイプのDDR3Lであれば、通常電圧でも使用可能な両対応のものを選んでください(ちゃんとしたメーカーの低電圧タイプは両対応です)。
古いPCには2GbitのDRAMチップまでしか認識しないDRAMチップの容量制約がありますが、このモデルには当てはまりません。4Gbit DRAMチップも認識可能です。
通常は同じメーカー製の同容量のメモリを2枚組で使用します。こうすることでデュアルチャンネル動作が可能になり、メモリの帯域幅が向上します。結果、RAW画像の現像処理や動画編集など、大容量のデータをメモリ転送する際に有利となります。違う容量のものを合計2枚使用しても正常に動作しますので、それほど気にしなくても構いません。
最大で8GBのメモリを2枚使って、合計16GBにすることが可能です。Early 2011とLate 2011の最大搭載メモリの公称値は8GBですが、macOS High Sierra 10.13.6であれば16GBまで認識します。
おすすめは、以下のメモリです。リンク先は1枚単位での販売です。2枚組よりも1枚を2つ買ったほうがお得な場合もあるので、価格を確認してください。ただし、デュアルチャンネル動作させたい時は、2枚組を買った方が安心です。
(外部リンク先)Amazon : CFD販売 ノートPC用 メモリ PC-12800(DDR3-1600) 4GB×1枚 1.5V対応 204pin SO-DIMM (無期限保証)(Panram)D3N1600PS-4G
増設方法は、以下の外部サイト先を参照してください。比較的簡単に作業可能です。
(外部リンク)iFixit : MacBook Pro 13″ Unibody Early 2011 RAMの交換
Late 2012以降のRetinaディスプレイ搭載モデル
残念ながら、Late 2012以降のRetinaディスプレイ搭載モデルは、新品購入時に選択する以外にメモリを増設する手段はありません。
中古品を購入するときは、自分の使用目的にあったメモリを搭載したものを選びましょう。
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