中古のMacBook ProやMacBook Airを購入したら、まずは自分自身で基本動作の確認を行いましょう。
フリマサイトの説明文に「完動品です」とあっても、出品者が使用していない機能など、見落としがあるかもしれません。
基本動作確認項目
- 本体のキズ、ヘコミの確認
- ディスプレイのキズの確認
- キーボードの全キーが入力できるか確認
- トラックパッドが正常に動作するか確認
- バッテリー動作の確認
- 左右のスピーカーの音出し確認
- 内蔵カメラと内蔵マイクの確認
- Wi-Fi接続の確認
- USBなどインターフェース端子の動作確認
- 初期化とOSの再インストール
動作確認方法と注意点
汚れ落としにアルコールは厳禁!
汚れがある場合、水などを湿らせた柔らかい布で磨きましょう。
ディスプレイにアルコール系の洗剤を使うのは厳禁です。コーティングが剥がれて、取れない汚れになってしまいます。
キーボードの動作確認方法
下記のような便利なサイトがあります。
(外部サイト)ちょっとしたキーボード故障チェック・テスト
バッテリー情報の確認方法
画面左上の”Appleメニュー”→”このMacについて”を選び、”システムレポート”を開きます。
ハードウェアの一番最後の項目にある”電源”をクリックすると、バッテリー情報が確認できます。
サウンド系の確認方法
“システム環境設定”の”サウンド”を開きます。
“サウンドエフェクト”タブを選択し、通知音の名前をダブルクリックすると、 内蔵スピーカーから通知音がなります。
“入力”タブを選択し、MacBookの前で声を出して入力レベルが変化すれば、内蔵マイクは機能しています。
内蔵カメラの確認方法
標準アプリであるPhoto Boothを起動すれば、内蔵カメラの映像を確認できます。
インターフェース端子の確認
Macのインターフェース端子は、機種やモデルによって異なります。接続する装置を別に用意しないといけないので、動作確認は面倒です。できるかぎり全ての機能を確認したいところですが、できる範囲で確認しましょう。
- Bluetooth
- SuperDrive
- HDMI
- 有線LAN
- SDカードスロット
- Thunderbolt1/2端子
- FireWire端子
Thunderbolt1/2端子は、mini DisplayPortの映像出力端子として使用できます。ケーブルをお持ちなら、外部モニタ接続で動作確認可能です。
初期化とOSの再インストール
中古Macを購入・譲渡された場合、まずは自分で初期化してOSを再インストールするのが基本です。悪意のある売り手が、ウィルス等を仕込んでいる可能性があるからです。
セットアップ済みの中古品を購入した場合、初期化するとOS以外のソフトウェアは全て消えてしまいます。インストール済みのソフトウェアを消したくない方や自分でセットアップする自信のない方は、初期化しない方が無難です。
初期化とOS再インストールは、macOS復旧(インターネットリカバリ)を使用することで簡単に実施できます。macOS復旧は、Macの電源を入れてすぐにcommandキーと”R”キーを同時に押したままにすることで起動できます。
(外部サイト)Apple : Intel 搭載モデルの Mac を消去する方法
(外部サイト)Apple : macOS を再インストールする方法
初期化する前にmacOS High Sierra 10.13.6以上にバージョンアップしておきましょう。古いOSのまま初期化すると、インターネットリカバリによるOSの再インストールに失敗する場合があります。こういった場合に備え、自分でOSインストール用のUSBメモリまたはSDカードを作っておくと安心です。
(外部サイト)Apple : macOS の起動可能なインストーラを作成する方法
バッテリー劣化状態の確認方法
フリーソフトのcoconutBatteryを使ってバッテリー状態を調べることが可能です。
(外部サイト)coconur-flavour.com : coconutBattery
システムレポートでは分からない新品時のバッテリー容量(Design Capacity)に対する劣化度合いやが分かります。バッテリーの製造日も分かるので、過去に交換されたかどうかを知ることも可能です。また、USB接続したiPhoneやiPadのバッテリー状態を調べることも可能です。
なお、表示値が安定しない(起動の度に変化する)ので、あくまで参考値と捉えてください。
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