MacBookのストレージ拡張にはBUFFALO SSD-PGMU3シリーズがおすすめ

市販されているMacBook ProやAirの内蔵SSD(フラッシュストレージ)に容量不足を感じませんか。手軽にストレージ容量を拡張できるのがUSB接続の外付けSSDです。実際の使い勝手はどうなのか、おすすめ製品はどれか、わかりやすく解説します。

おすすめはBUFFALO SSD-PGMU3シリーズ

Macbook向けにおすすめのUSB接続外付けSSDは、BUFFALO SSD-PGMU3シリーズです。メーカーがMacでの動作を確認しているので安心です。

(外部リンク)Amazon : BUFFALO USB3.2Gen2 ポータブルSSD 960GB 名刺サイズSSD-PGM960U3-B/N

容量は480GB(PPD-PGM480U3)、960GB(SSD-PGM960U3)、1.9TB(SSD-PGM1.9U3)から選べます。カラーは、ブラック、ホワイト、レッド、ブルーの4色ラインアップです。

付属品は、短めの両端Type-CケーブルとType-C to A変換アダプターです。Type C to A変換アダプターはUSB規格に違反していますが、変換アダプターのType Cレセプタクル側に爪が付いており、付属のケーブルしか挿せないようになっています。このあたりの配慮は、さすが大手メーカーと言えます。

MacBookにマッチする理由は以下の3つです。SSD-PGMU3シリーズを使えば、MacBookの内蔵SSDが容量不足になっても、普段使い用のストレージとして安価に拡張が可能です。

  • USB-Cハブと重ねられる超小型の名刺サイズ。
  • MacBookのType-C端子に直接続で高速アクセス可能
  • 1TB(960GB)で1万円台前半という魅力的な実売価格。

邪魔にならないサイズ

バックアップ用のストレージではなく、内蔵SSDの拡張として普段使いするなら、MacBookの横にあっても邪魔にならないサイズであることは重要です。名刺サイズが売りのSSD-PGMU3シリーズは、2.5インチHDDよりもずっと小さくて軽く、持ち運びにも便利です。

私はこのUSB-SSDを、iVANKYの7-in-1 USB-Cハブと重ねて使っています。PD端子に充電器を繋げているUSB-Cハブは発熱するので、USB-SSDとの間には熱を伝えにくいメガネ拭きを挟んで、100均で買ってきたマジックテープで一体化しています。

アクセス速度

以下は、MacBook内蔵SSDとUSB接続ストレージのアクセス速度を比較したものです。USB-SSD(直接続)は、SSD-PGM960U3をMacBook Pro本体のType-C端子にUSB3.1 Gen2(10Gbps)で接続しています。USB-SSD(ハブ経由)は、SSD-PGM960U3を付属の変換アダプターでType-A端子に変えてUSB-CハブにUSB3.0(5Gbps)で接続しています。

  【測定環境】
  Blackmagic Design Disk Speed Testを使用
  PC : MacBook Pro 13インチ 2019, Two Thundelbolt 3 ports 8GB/256GB
  USB-SSD : BUFFALO SSD-PGM960U3
  USB-HDD : I-O DATA EC-PHU3W1
  USB-Cハブ : iVANKY 7-in-1

内蔵SSDが高速なのはもちろんですが、SSD-PGM960U3も十分健闘しています。MacBook本体のType-C端子に直接続した場合、Readで500MB/s以上、Writeで400MB/s以上のアクセス速度が出ており、内蔵SSDの拡張として普段使いできるレベルです。

USB-Cハブ経由で接続すると、アクセス速度が20%程度落ちます。本来の能力を発揮するためには、MacBook本体に直接続する必要があります。

一方、USB-HDDはUSB3.0(5Gbps)接続であっても100MB/s以下の速度しか出ておらず、バックアップ用途に限定して使うべきであることが分かります。

内蔵ストレージの拡張

USB-SSDを内蔵ストレージの拡張として普段使いするには、アプリケーションごとに作業フォルダや作業ファイルを手動で指定する必要があります。ここでは特にファイルサイズが大きくなりがちなアプリケーションの設定方法を解説します。

なお、WordやExcel、PowerPointといったオフィス系のファイルなどは、内蔵ストレージに保存していたファイルをUSB-SSDに移動するだけでOKです。

Safariのダウンロードフォルダ

Safariを起動し、Appleメニュー横の”Safari”をクリックし、”環境設定…”を選びます。

“一般”の下のほうにある”ファイルのダウンロード先”を”その他”にして、USB-SSDのフォルダを指定すればOKです。

Safari以外のChromeやFireFoxも同様の設定が必要です。

写真アプリのライブラリ

写真アプリで取り込んだ画像は、各ユーザーの「ピクチャ」フォルダに「写真 Library」または「Photos Library」という名前のファイルに保存されます。このファイルをUSB-SSDにコピーして、ダブルクリックして開けばOKです。正常に読み込みを確認後、内蔵SSDのファイルを削除します。

詳しくはアップルのサポートページ「フォトライブラリを移動して Mac の容量を節約する」に解説があります。

ミュージックアプリ(iTunesアプリ)の音楽ライブラリ

音楽ファイルは、各ユーザーの「ミュージック」フォルダに保存されています。これらのファイルをUSB-SSDにコピーします。コピー後、ミュージックアプリ(iTunesアプリ)を起動して、Appleメニュー横の”ミュージック”(または”iTunes”)をクリックし、”環境設定…”を選びます。”ファイル”タブを選択し、”Music Media”ファイルの場所をコピーしたUSB-SSDのフォルダに変更すればOKです。正常に読み込みを確認後、内蔵SSDのファイルを削除します。

他のUSB-SSDとの比較

BUFFALOからはさらに小型のSSD-PSMU3シリーズが販売されています。接続速度が最大5Gbpsであること、付属ケーブルがType-Aであること(変換アダプター経由でType-C接続可能)、より高速なSSD-PGMU3シリーズ(当記事のおすすめモデル)との価格差がほとんどないことが気になります。

より高速なモデルとして、BUFFALO SSD-PHU3-Aシリーズがあります。NVMe SSDを内蔵し、1000MB/s程度の驚異的なアクセス速度が見込めますが、その分価格は高めです。動画編集の作業用に使用するなど性能重視ならこちらが良いでしょう。

I-O DATAのUSB-SSDラインアップは、BUFFALOと大きく変わりません。デザインが特徴的な小型モデルは、MacBookとマッチしないと思います(あくまで個人の感想です)。SamsungやSanDiskなどグローバルメーカーもUSB-SSDを販売していますが、BUFFALOのUSB-SSDと比べ、コストパフォーマンスがやや悪く感じます。

この記事はここまでです。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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