iPad Pro 11インチとAir4の比較

iPad Air 第4世代の発売で、iPad Pro 11インチとどちらを購入するか迷う方が多くなっています。
中古品や整備品を含めてオールスクリーンデザインの11インチクラスiPadを比較して、コストパフォーマンスの高いモデルを見極めましょう。

主要スペックの比較

2021年2月時点で、11インチクラスのiPadは以下の3機種です。

  • iPad Air 第4世代 ※現行モデル
  • iPad Pro 11インチ 第1世代 (iPad Pro 第3世代) ※旧モデル
  • iPad Pro 11インチ 第2世代 (iPad Pro 第4世代) ※現行モデル

主要スペックを比較してみましょう。表は想定価格が安い順に並べています。

機種iPad Pro 11
第1世代
iPad Air
第4世代
iPad Pro 11
第2世代
発売時期2018年10月2020年10月2020年3月
CPUA12X(8コア)A14(6コア)A12Z(8コア)
メモリ4GB(1TBモデル
のみ6GB)
4GB6GB
ディスプレイ11インチ10.9インチ11インチ
画面更新周期120Hz60Hz120Hz
解像度2388×16682360×16402388×1668
ストレージ64GB
256GB
512GB
1TB
64GB
256GB
128GB
256GB
512GB
1TB
スピーカー4スピーカー2スピーカー4スピーカー
認証FaceID電源ボタンに
TouchID
FaceID
重さ468g458g471g
サイズ247.6×178.5x
5.9mm
247.6×178.5x
6.1mm
247.6×178.5x
5.9mm

表に記載していない以下の項目は3機種で共通の仕様になっています。

  • Apple Pencil 第2世代に対応
  • ホームボタンの無いオールスクリーンデザイン
  • 充電端子はUSB-C

CPUとメモリは、3機種とも十分なスペックを備えています。荒野活動などの重たいゲームも快適にプレイできるレベルです。

iPad Pro 11インチは、画面更新周期が120Hzで、Apple Pencilの反応が良くなっています。イラストを書く方にはうれしい機能ですが、iPad Air4の60Hzでも困ることは無いでしょう。

音質面では違いがあります。4スピーカー搭載のiPad Pro 11インチは、2スピーカーモデルと比較して横置きにした時の音の聞こえ方が全く違います。YouTubeやAmazon Prime Videoなどを視聴する際の大きなメリットになります。

iPad Air4の最大の特徴は、電源ボタンにTouchIDが組み込まれていることです。ホームボタン付きのiPhoneやiPadでTouchIDに慣れている方は、安心の機能と言えます。マスクで反応しないなど問題が指摘されているFaceIDですが、実際に使ってみると慣れてくるものです。どうしても納得できなければ、フリマサイトで売って買い替えることも選択肢の一つです。

表には記載していませんが、iPad Pro 11インチ 第2世代は、カメラが大幅にパワーアップしています。最新モデルならではの機能ですが、旧モデルのカメラでも十分に画質が良く、価格に見合った機能か疑問です。

価格相場、中古品価格の目安

Appleストアの認定整備品、または現行モデルの新品価格(2021年2月時点)を比較してみます。全てWi-Fiモデルの税込価格です。

iPad Pro 11インチ 第1世代とiPad Air4は、ほぼ同価格帯になっています。

機種
販売形態
iPad Pro 11
第1世代

認定整備品
iPad Air
第4世代

新品
iPad Pro 11
第2世代

新品
ストレージ
64GB
¥63,580¥69,080
ストレージ
128GB
¥87,780
ストレージ
256GB
¥78,980¥87,780¥99,880
ストレージ
512GB
¥99,880¥124,080
ストレージ
1TB
¥120,780¥148,280

おすすめランキング

当サイトがおすすめするiPadランキングを発表します。

順位機種購入方法
iPad Pro 11インチ 第1世代認定整備品または中古品
iPad Air 第4世代新品または中古品
iPad Pro 11インチ 第2世代新品または中古品

1位は、iPad Pro 11インチ 第1世代です。
iPad Air4とほぼ同価格帯でありながら、画面更新周期120Hz、4スピーカー搭載は大きなメリットです。
認定整備品の入荷が少なく、人気もあって、中古品の価格は整備品よりやや高めです。

2位は、iPad Air4です。
Air3から別物に進化したAir4は、文句の付けようが無いモデルに仕上がっています。
発売から間もないため、2021年2月時点で整備品の販売はありません。
新品、もしくは中古品を探すことになります。

現行モデルのiPad Pro 11インチ 第2世代は、カメラがよくなったこと以外に第1世代から大きな進化がありません。
価格も高く、iPad Air4が登場した時点で、あまりおすすめできるモデルではありません。

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